推し活は、多くの人にとって楽しい趣味の一つです。
しかし、推し活を続けるうちに、お金や時間の使い方、精神的な疲労などが、時には負担になることもあります。
推し活をやめたいけれど、やめて後悔しないか迷っている方も少なくないでしょう。
この記事では、推し活をやめてよかったこと、推し活をやめたきっかけやタイミングなどについて詳しく解説します。
推し活を続けるかどうかの判断材料にしてください。
推し活をやめてよかった?
推し活は楽しいですが、時として生活の中心になりすぎてしまうこともあります。
推し活で疲れを感じたときは、やめることも一つの選択肢です。
長年推し活を続けていると、推し活をやめることに対して不安を感じる方も多いかもしれませんが、やめることで得られるメリットもあります。
推し活をやめてよかったこと
推し活をやめると、生活のさまざまな面で変化が訪れます。
ここでは、多くの人が経験した推し活卒業後のポジティブな変化について詳しく見ていきましょう。
- 自分のためにお金や時間を使えるようになった
- 彼氏・彼女ができた
- 感情が乱高下しなくなった
- SNSに依存しなくなった
- 義務感がなくなった
自分のためにお金や時間を使えるようになった
推し活をやめると、まず気づくのが自由になったお金と時間です。
まず、グッズの購入やライブの遠征などの推し活にかけていた費用を節約できるので、その資金を貯金や自己投資などに回せます。
また、時間の余裕も得られて、空いた時間を新しい趣味の追求や友人との付き合いなどに充てられるようになります。
自己成長や生活の質の向上が期待でき、将来の目標に向けた計画も立てやすくなるでしょう。
彼氏・彼女ができた
推し活に没頭していると、恋愛に割く時間や心の余裕が少なくなりがちです。
しかし、推し活をやめることで、現実の人間関係に目を向ける機会が増えます。
職場や学校での出会いに気づきやすくなったり、合コンやマッチングアプリに挑戦する勇気が湧いたりするかもしれません。
推しと現実の異性を比較していた場合、その習慣から解放されることで、素敵な出会いにつながる可能性が高まります。
感情が乱高下しなくなった
推し活をしていると、推しの活動やニュースに一喜一憂することが多いです。
推しのスキャンダルや炎上で落ち込んだり、逆に推しの成功で有頂天になったりと、感情の波が激しくなりがちです。
推し活をやめることで、感情の乱高下が少なくなり、精神的な安定を得ることができます。
感情の安定は、仕事や学業にも良い影響を与え、集中力や生産性が向上することも期待できます。
SNSに依存しなくなった
推し活では、SNSが重要な情報源となります。
推しの最新情報を逃さないために、頻繁にSNSをチェックする習慣がついてしまいがちです。
しかし、推し活をやめることで、このようなSNS依存から解放されます。
スマートフォンを見る時間が減り、代わりに現実世界での体験や対面でのコミュニケーションが増えるでしょう。
これにより、デジタルデトックスの効果が得られ、心身ともにリフレッシュできる可能性があります。
義務感がなくなった
推し活を続けていると、推しのためにグッズを買わなければ、ライブに行かなければ、という義務感に駆られることがあります。
このような義務感は、時として大きなストレスとなり、推し活自体を楽しめなくなってしまうことも多いです。
推し活をやめることで、このような義務感から解放されます。
自分自身のペースで自由に行動できるようになり、心の負担が軽くなるでしょう。
また、推しのために無理をして体調を崩すこともなくなり、より健康的な生活を送れるようになる可能性があります。
推し活をやめたきっかけやタイミング
推し活をやめる決断は、人それぞれ異なる理由や状況から生まれます。
ここでは、多くの人が経験する推し活をやめるきっかけやタイミングについて詳しく見ていきましょう。
- 出費を見直す必要が出た
- 生活環境が大きく変わった
- 人間関係が悪化した
- 精神的な疲れや虚無感を感じた
- 推しの活動内容や方向性に不満が生じた
- 推しの熱愛報道や結婚発表があった
出費を見直す必要が出た
経済的な理由は、推し活をやめる大きなきっかけの一つです。
例えば、グッズの購入やライブへの参加にかかる費用が、生活に支障をきたすほど膨らんでしまうことがあります。
また、将来の貯金や投資のために出費を見直す必要が出てくることもあるでしょう。
このような状況に直面したとき、多くの人が推し活の継続について再考します。
推し活にかける金額を減らすだけでなく、完全にやめることで、より安定した経済基盤を築くことができるかもしれません。
推し活にかけるお金の平均
ちなみに、auじぶん銀行が2023年6月に実施した調査によると、20代から30代の働く女性の約6割が推し活にお金がかかることをデメリットと感じているそうです。
推し活にかける具体的な金額については、月平均1万円未満が全体の約半数を占めますが、中には月平均10万円以上という人もいます。
参考:20代から30代の働く女性の推し活に関する調査|auじぶん銀行
生活環境が大きく変わった
生活環境の変化も、推し活をやめるきっかけとなることがあります。
例えば、就職や転職、結婚、出産など、人生の大きな転機に伴って推し活を見直す人は少なくありません。
新しい環境では時間の使い方や優先順位が変わり、これまでのように推し活に時間を割くことが難しくなる可能性があります。
また、引っ越しによって推しのイベントに参加しづらくなるなど、物理的な障害が生じることもあるでしょう。
このような変化は、推し活を自然と縮小させたり、完全にやめる決断を後押ししたりすることがあります。
人間関係が悪化した
推し活を通じて築かれた人間関係が、時としてストレスの源となることがあります。
例えば、同じ推しのファン同士によるトラブルの発生や、オンラインコミュニティでの過度な競争、プレッシャーなどが原因で、人間関係が悪化することがあります。
また、推し活に没頭するあまり、現実の友人や家族との関係が疎遠になってしまうこともあるでしょう。
推し活をやめることで、既存の人間関係を修復したり、新しい出会いを求めたりする機会が生まれるかもしれません。
精神的な疲れや虚無感を感じた
推し活を続けていく中で、精神的な疲れや虚無感を感じることがあります。
例えば、推しの活動や情報を追いかけ続けることに疲労を覚えたり、グッズを集めても満足感が得られなくなったりすることがあるでしょう。
また、推しへの熱量が徐々に冷めていき、以前ほどの喜びや興奮を感じられなくなることもあります。
このような状態が続くと、推し活をやめることを考えるようになるでしょう。
推し活から離れることで、新たな刺激や充実感を求める機会が生まれ、精神的な健康を取り戻せる可能性があります。
推しの活動内容や方向性に不満が生じた
推しの活動内容や方向性が変化し、それに対して不満を感じることがあります。
例えば、アーティストの場合、新しい楽曲のジャンルや表現方法が自分の好みと合わなくなることがあるでしょう。
また、俳優やタレントの場合、出演作品の選択や言動に違和感を覚えることもあるかもしれません。
このような不満や違和感が積み重なると、推し活を続ける意義を見失ってしまうことがあります。
推しの変化に自分の価値観が追いつかないと感じたとき、多くの人が推し活をやめる決断をします。
推しの熱愛報道や結婚発表があった
推しの熱愛報道や結婚発表は、多くのファンにとって衝撃的な出来事です。
特に、アイドルや若手俳優など、恋愛イメージが強くない推しの場合、このようなニュースは推し活をやめるきっかけとなることがあります。
推しの恋愛や結婚自体は個人の自由ですが、ファンとしては複雑な感情を抱くものです。
例えば、「推しに裏切られた」という感覚や、「もう応援する意味がない」と感じてしまうこともあるでしょう。
このような心境の変化で、推し活をやめることを選ぶファンも少なくありません。
推し活をやめることへの不安と対処法
推し活をやめることを決意しても、不安や迷いが生じるのは自然なことです。
長年続けてきた活動を手放すことは、大きな変化を伴います。
ここでは、推し活をやめた後に直面する可能性のある感情的な課題と、それらへの対処法について詳しく見ていきましょう。
- 空虚感や虚無感への対処
- 未練や気持ちの再燃への対処
空虚感や虚無感への対処
推し活をやめた後、突然の空虚感や虚無感に襲われることがあります。
これは、長年の習慣や生活の中心だったものが消えたことによる自然な反応です。
このような感情に対処するには、まず新しい興味や趣味を見つけることが効果的です。
例えば、以前から気になっていたスポーツを始めたり、DIYやガーデニングなどの創造的な活動に挑戦したりするのもよいでしょう。
また、友人や家族との時間を大切にし、新しい人間関係を築くことも重要です。
これらの活動を通じて、徐々に生活に新しい意味や目的を見出すことができるでしょう。
未練や気持ちの再燃への対処
推し活をやめた後に、未練や気持ちの再燃がある場合があります。
過去の楽しかった思い出がよみがえったり、新しい情報に触れて再び興味が湧いてくるなど、様々な理由が考えられます。
このような状況に対処するためには、まずは自分がなぜ推し活をやめたのか、その理由を再確認することが大切です。
また、過去の推し活に関連する物品や思い出を整理することで、気持ちの整理を進められます。
無理に忘れようとするのではなく、その気持ちを認識し、徐々に手放していく姿勢が大切です。
推し活をやめてよかった?:よくある質問
推し活について、さまざまな疑問や懸念を抱く方も多いでしょう。
ここでは、推し活に関してよくある質問とその回答をまとめました。
推し活の欠点は何?
推し活には、いくつかの欠点があります。
まず、時間とお金がかかることが挙げられます。
推しの情報を追いかけたり、グッズを購入したりするのに多くの時間と費用を要するでしょう。
また、推しへの過度な依存や、現実逃避的な側面もあるかもしれません。
さらに、推しの活動や言動によって感情が大きく左右されることもあります。
このため、精神的な浮き沈みが激しくなる可能性があります。
ただし、これらの欠点は個人の楽しみ方や関わり方によって異なりますので、自分に合った適度な距離感を保つことが大切です。
推し活は何も残らない?
推し活は何も残らないという意見もありますが、実際にはさまざまな形で価値が残ると考えられます。
例えば、推しを応援することで得られる喜びや充実感、同じ推しを持つ人々との交流で築かれた友情などは、かけがえのない経験となるでしょう。
また、推しから学んだ価値観や生き方は、自身の成長につながることもあります。
さらに、推し活を通じて培われたスキル(情報収集力、コミュニケーション能力など)は、他の場面でも活かせる可能性があります。
つまり、推し活は単なる消費ではなく、自己成長や人間関係の構築にもつながる活動だと捉えることができるのです。
推し活をやめてよかった?:まとめ
今回の記事のまとめです。
推し活をやめることには、さまざまなメリットがあります。
時間やお金の使い方が自由になり、自分自身の成長や新しい趣味を見つける機会が増えます。
また、感情の安定やSNS依存からの解放も大きなポイントです。
推し活を続けることに疲れを感じている方は、思い切って一歩を踏み出してみるのも良いでしょう。
自分の人生を見つめ直し、新たな可能性を探ることで、より充実した日々を送ることができるかもしれません。