推し活をしていると、新たな魅力的な存在に惹かれ、「推し変」という選択が頭をよぎることがあるかもしれません。
しかし、長年応援してきた推しへの愛情が薄れていくことに、後ろめたさを感じてしまう人もいるでしょう。
「推し変したら元推しは傷つくのだろうか?」という疑問は、多くのファンが抱える共通の悩みではないでしょうか。
この記事では、推し変によって元推しが傷つく可能性、さらに推し変を円滑に進めるためのマナーや注意点について詳しく解説します。
推し変にまつわる疑問や不安を解消し、より良いファン活動を目指しましょう。
推し変したら元推しは傷つく?
推し変とは、元々推していた人の応援をやめて、新たな推しに熱を注ぐようになることを指します。
この行為が元推しにとって傷つくかどうかは、状況や関係性によって変わってくるでしょう。
ファンとの距離が近いアイドルやアーティストの場合、推し変が本人に伝わると心理的な影響を与える可能性があるかもしれません。
元推しがファンの存在を認識していた場合、その喪失感は「フラれる」ような感覚に近いという人もいます。
推し変で元推しが傷つく理由
推し変をした際に、元推しが傷つく理由として考えられるのは、「応援してくれていると思っていたファンが離れていくことへの寂しさ」や「自分への支持が減ったと感じること」です。
アイドルやアーティストは、ファンの応援をエネルギーとして活動しています。
そのため、推し変によってファンの熱量が減少した場合、推し本人が喪失感を覚えることもあります。
特に、小規模なグループや距離感の近い活動では、この影響が顕著です。
ファンとの関係性が深い場合、SNSやイベントでの接触を通じて、元推しが直接的にその事実を目にする可能性もあります。
これにより、裏切られたと感じる場合もあるかもしれません。
推しとファンの関係は一方的であるものの、推される側も人間です。
応援されなくなることは、自己否定感や寂しさを引き起こす可能性があります。
推し変するきっかけや原因
推し変は、様々な要因が複雑に絡み合って起こります。
ここでは、4つの視点から推し変の原因を考えてみます。
- 推しの変化
- ファン自身の変化
- 外的要因
- 心理的要因
推しの変化
推しの変化は、推し変の大きな要因の一つです。
方向性の変化、パフォーマンスの変化、言動の変化など、ファンが応援してきた推しの姿が変わってしまうと、どうしても気持ちが離れてしまう場合があります。
例えば、これまで応援していたアイドルが急に路線変更をして、自分の好みのスタイルと合わなくなってしまった場合などが挙げられます。
また、スキャンダルや不祥事などによって、推しへの信頼や好意が失われてしまうケースも少なくありません。
ファン自身の変化
ファン自身の変化も、推し変の原因として無視できません。
年齢、生活環境、価値観の変化などによって、以前は好きだったものが、今はそうではなくなることは自然なことです。
例えば、学生時代は熱心にアイドルを応援していた人が、社会人になってこれまで興味がなかったジャンルに惹かれることはよくあるでしょう。
外的要因
推し変には、メディアや友人の影響など、外的要因が影響することもあります。
例えば、オーディション番組やSNSで、これまで応援していた推し以上に心奪われる存在を発見し、推しに対する熱量が冷めてしまうことがあります。
また、友人に新しいアイドルグループを布教され、次第に自分も興味を持つようになるケースもあるでしょう。
心理的要因
心理的な要因も推し変に関わっています。
例えば、「推し疲れ」と呼ばれるように、過度な応援や情報収集に疲れてしまい、推しから距離を置きたくなることがあります。
また、推しとの一方的な関係に虚しさを感じてしまったり、他のファンとの関係に疲れてしまったりする場合もあるでしょう。
推し変はバレる?
推し変がバレるかどうかは、ファンの行動や公開している情報によって異なります。
SNSなどで推し活の様子を公開している場合、その内容の変化が推し本人や他のファンに気づかれる可能性があります。
例えば、以前は元推しについて熱心に投稿していたのに、急にその頻度が減ったり、新しい推しに関する内容が増えたりしたら、その違いが目立つこともあるでしょう。
また、推しのライブやイベントへの参加頻度が減ったり、グッズの購入を控えたりすることも、推し変を疑われる要因となります。
さらに、グループ内で推し変した場合、元推しのグッズを持参しなくなる、あるいは新しい推しのグッズを目立つ形で身につけると、推し変していることが知れ渡ってしまう可能性があります。
一方で、SNSを利用しない場合や、推しに関連する活動を控えめにしている場合には、推し変しても気づかれにくいでしょう。
推し変は本人に伝えるべき?
基本的には、推し変について推し本人に直接伝えない方が良いとされています。
推し変を公言することで、余計なプレッシャーやショックを与えてしまう可能性があるからです。
多くの場合、「黙って離れる」方が、相手への配慮として適切だと言えるでしょう。
例えば、元℃-uteの鈴木愛理さんは、2021年2月14日に行われたファンクラブイベントで、次のように発言していました。
推し変するねって言わなくていいから。私からすると勝手になんかフラれたって気持ちになるから。
(出典:UFfanclub|YouTube)
もちろん、仲間内で共有する程度であれば、特に問題はありません。
しかし、その情報が本人の目に触れる可能性がある場合は、慎重に判断することが望ましいでしょう。
罪悪感はいらないけれどマナーは大事!
推し変に対して、罪悪感を抱く必要はありません。
推し活はファン自身の楽しみのために行うものであり、どのような形で楽しむかは個人の自由です。
しかし、推し変をする際には、マナーとして相手への配慮を忘れないようにしたいです。
例えば、元推しの悪口をSNSで発信したり、他のファンを批判したりするような行為は避けるべきです。
感謝の気持ちを忘れずに、誠実な行動を心がけましょう。
推し変したら元推しは傷つく?:よくある質問
以下では、推し変に関するよくある疑問について回答します。
これらの内容を通じて、推し活をより良い形で続けるヒントを見つけてください。
推し変する人は裏切り者?
推し変をする人を「裏切り者」と捉えるのは、少し極端かもしれません。
ファンは、自分の気持ちの変化に正直に従う権利があります。
推しを応援する気持ちは、強制されるものではなく、あくまで自発的なものです。
そのため、推しへの気持ちが薄れてしまったり、他の対象に惹かれたりすることは、ごく自然な感情と言えるでしょう。
もちろん、長年応援してきた推しへの気持ちが変化することに対して、罪悪感や後ろめたさを感じてしまうのは、無理もないことです。
しかし、それはあくまで個人の感情であり、推し変を非難したり、批判したりする理由にはなりません。
ファンそれぞれの価値観や状況によって、推し活のスタンスは異なっていて当然です。
推し変しそうでつらい:対処法は?
推し変の兆しを感じたとき、その感情に戸惑いやつらさを抱くことは珍しくありません。
推し変は自然なことですが、特に長期間応援してきた推しへの気持ちが薄れていく過程で、罪悪感や喪失感を感じることもあるでしょう。
そんなときは、まず自分の気持ちと向き合ってみましょう。
なぜ推し変しそうになっているのか、その原因を深掘りすることで、今後の推し活をどうするかが見えてくるかもしれません。
もし推しへの気持ちが冷めてきているのであれば、無理に推し活を続けようとするのではなく、少し距離を置いてみるのがおすすめです。
気持ちを整理した上で、新しい推しに進むか、元の推しを応援し続けるか、素直に自分の気持ちに従いましょう。
グループ内の推し変は気まずい?
グループ内で推し変することは、確かに気まずさを感じるかもしれません。
特に、元推しのファンと交流がある場合は尚更です。
しかし、グループ内の推し変は、決して珍しいことではありません。
グループ内のメンバーは、それぞれ個性や魅力が異なるため、ファンが別のメンバーに惹かれるのは自然なことです。
もし、元推しのファンとの関係が気になるのであれば、推し変したことを正直に伝え、誤解がないように説明しておきましょう。
また、元推しに対する否定的な意見を避け、グループ全体を応援する気持ちを忘れずに持ち続けることも大切です。
グループ内に推しが2人いてもいい?
グループ内に推しが2人いても、全く問題ありません。
「箱推し」という言葉があるように、2人どころかメンバー全員を推しているファンもいます。
推しは1人に絞らなければならないというルールは存在しません。
それぞれのメンバーに異なる魅力を感じ、応援したいと思う気持ちは非常に自然な感情です。
自分の気持ちに正直に従い、自由に推し活を満喫しましょう。
推し変したらグッズはどうする?
推し変をした後のグッズの扱いは、人によって異なります。
不要になったグッズは、フリマアプリやオークションサイトで売ったり、他のファンに譲ったりすることもできます。
また、リサイクルショップや買取専門店を利用するのも一つの方法です。
一方、思い出が詰まっていて、処分してしまうのが惜しいと感じる場合は、コレクションとして大切に保管しておいても良いでしょう。
無理に処分する必要はありません。
自分の気持ちと相談しながら、グッズをどうするか決めましょう。
推し変したら元推しは傷つく?:まとめ
推し変は個人の自由であり、誰にでも起こり得る現象です。
必ずしも罪悪感を抱く必要はありません。
しかし、推し変をする際には、元推しや他のファンの気持ちを考慮し、最低限のマナーを守ることが求められます。
自分の気持ちに正直に向き合い、これからも推し活を通じて、充実した時間を過ごしましょう。