箱推しが嫌いなのはなぜ？単推しとの違いやメリット・デメリットを比較

箱推しとは、グループ全体を応援する推し方のことです。

箱推しになると、特定のメンバーだけでなくすべてのメンバーの魅力を楽めますが、この箱推しが嫌いだという人も少なくありません。

グループ全員を応援するのは悪いことではないにもかかわらず、なぜ箱推しは嫌われるのでしょうか？

この記事では、「箱推しが嫌い」と感じる理由を深掘りし、その背景にある心理を徹底解説します。

単推し、DDといった他の推し方との違いも明確にし、箱推しならではのメリット・デメリットも紹介します。

箱推しが嫌いな人の気持ちを理解することで、ファン同士の対立を避け、より楽しい推し活を実現するヒントが見つかるかもしれません。

箱推しはペンライトやグッズはどうするのか、最推しが複数いても良いのか、単推しはしんどいのか、そんな悩みや疑問にもお答えします。

箱推しと単推しの違いを理解し、自分に合った応援スタイルを見つけるきっかけになるはずです。

箱推しが嫌いなのはなぜ？

アイドルやアーティストを応援する方法として、「箱推し」という言葉をよく耳にします。

しかし、箱推しに対して否定的な意見を持つ人も少なくありません。

なぜ箱推しが嫌われるのか、その理由や背景について詳しく見ていきましょう。

箱推しとは

箱推しとは、アイドルグループやアニメ作品などの特定のグループやチーム全体を応援するファンのことを指します。

グループに所属するメンバー個人を応援するのではなく、「〇〇というグループが好き！」というように、グループ全体を応援するスタイルです。

使い方は、例えば「6人が大好きなSixTONES箱推しです。」といった感じです。

「ジャニーズ箱推し」や「ホロライブ箱推し」のように、事務所全体を応援する人もいます。

〇〇寄りの箱推しとは

「〇〇寄りの箱推し」とは、グループ全体を応援しつつも、特定のメンバーにより強い愛着を持つファンのことを指します。

例えば、Snow Manの中で目黒蓮さんが特に好きな場合、「目黒蓮寄りの箱推し」「めめよりの箱推し」「黒寄りの箱推し」などと名乗ります。

この推し方は、箱推しと単推しの中間的な立場とも言えるでしょう。

グループ全体のグッズを購入しつつ、特に好きなメンバーのものを多めに集めたり、ライブでは全メンバーを応援しながらも、特定のメンバーのソロパートでより熱狂したりする傾向があります。

この推し方のメリットは、グループ全体の魅力を楽しみながら、特定のメンバーへの深い愛着も持てる点です。

また、ファンコミュニティ内での立場も比較的穏やかで、箱推しと単推しの両方と交流しやすいです。

ただし、「寄り」の度合いによっては、純粋な箱推しや単推しから批判されることもあります。

箱推しの気持ち

箱推しの人は、グループ全体のパフォーマンスや楽曲、メンバー同士の関係性など、グループ全体から生まれる総合的な魅力に惹かれています。

特定のメンバーだけでなく、グループ全体を応援することで、より広い視野でコンテンツを楽しめるのが箱推しの醍醐味です。

例えば、ライブでは特定のメンバーだけを追いかけるのではなく、全体のフォーメーションや演出を楽しんだり、メンバー同士の掛け合いを見て楽しんだりします。

また、箱推しの人は、グループの成長を応援したいという気持ちが強い傾向があります。

メンバー全員が努力して、グループとして成長していく姿を見ることに喜びを感じるのです。

箱推しが嫌われる理由

箱推しが嫌われる理由にはいくつかの要因があります。

これらの要因を理解することで、箱推しに対するネガティブな感情を和らげることができるかもしれません。

1人1人を表面的にしか見ていない

箱推しが嫌われる一つの理由は、メンバー一人一人を表面的にしか見ていないと感じられることです。

箱推しのファンは、グループ全体を応援するため、個々のメンバーの細かい部分を把握しきれない場合があります。

そのため、単推しのファンからすると、特定のメンバーに対する深い愛情や理解が欠けているように感じられることがあるのです。

推しのことを箱推しには語ってほしくないという単推しもいます。

メンバーのソロ活動を否定する

箱推しが嫌われる理由の一つとして、メンバーのソロ活動を否定することが挙げられます。

箱推しの中にはソロ活動に興味がない人がいて、グループ活動が減るのを嫌がり、メンバーがソロで活動することに対して否定的な意見を持つことがあるのです。

ソロ活動に力を入れるメンバーに対して、「グループを疎かにしている」と批判する人もいます。

ソロ活動も応援しているファンにとっては、推しの足を引っ張られているように感じてしまいます。

特定メンバーを贔屓する

箱推しのファンは、実際には特定のメンバーを贔屓している場合があります。

例えば、グループ全体を応援していると言いながら、特定のメンバーの活動や発言に対してのみ反応することがあります。

このような行動は、他のメンバーのファンから反感を買うでしょう。

最初から、○○寄りであることを明言しておくと、反感を買いにくくなります。

特定メンバーにだけ厳しい

特定のメンバーにだけ厳しい箱推しも他のファンから嫌われやすいです。

例えば、グループ全体を応援していると言いながら、特定のメンバーの失敗に対してだけ厳しい批判をして、別のメンバーの失敗に対しては擁護やスルーする人がいます。

このような態度は、他のファンからすると、箱推しを隠れ蓑にしたアンチに見えてしまいます。

本当に全員が好きなのか疑わしく思えてしまうのです。

単推しを否定する

箱推しの中には、単推しのファンを否定する人がいます。

これは箱推しが嫌われる理由の一つとなっています。

「グループ全体を応援すべきだ」という考えから、特定のメンバーだけを応援する単推しのスタイルを否定的に捉えることがあるのです。

例えば、「単推しってつまらなくないの？」とか「グループに興味ないならコンサートに来ないで」といった否定的な発言をすることがあります。

このような態度は、単推しのファンの感情を害してしまいます。

箱推しのメリット

箱推しになると、特定のメンバーだけでなく、全員の魅力を楽しめます。

以下に、箱推しの具体的なメリットを紹介します。

グループ全体の魅力を楽しめる

箱推しの最大のメリットは、グループ全体の魅力を存分に楽しめることです。

全メンバーの個性やパフォーマンスが一体となって生まれるハーモニーを感じることができ、グループとしての一体感や全体の成長を楽しめます。

これにより、特定のメンバーだけでなく、全体のバランスを楽しめるでしょう。

メンバー間の関係性を楽しめる

箱推しでは、メンバー間の関係性を楽しむことができます。

グループ内での友情やライバル関係、仲の良さなど、メンバー同士の関係性が見えることで、応援する楽しさが倍増します。

グループ全体のドラマやストーリーを楽しめるのです。

ライブやイベントでの満足度が高い

箱推しのファンは、ライブやイベントでの満足度が非常に高いです。

なぜなら、どのメンバーが中心になっても楽しむことができるからです。

特定のメンバーだけを応援する場合、そのメンバーが目立たないと不満を感じることがありますが、箱推しならその心配はありません。

さまざまな活動を楽しめる

箱推しをすることで、グループ全体のさまざまな活動を楽しむことができます。

例えば、ドラマやバラエティ番組、舞台など、メンバーそれぞれの活動を追いかけることで、推し活の幅が広がります。

これにより、常に新しい楽しみを見つけられるのです。

スキャンダルによる支障が出にくい

箱推しのファンは、特定のメンバーがスキャンダルに巻き込まれたりしても、推し活に大きな支障が出にくいです。

なぜなら、他のメンバーも同様に応援しているため、一人のメンバーに依存することが少ないからです。

一部の問題に振り回されることなく、推し活を続けやすいでしょう。

ガチ恋・リアコになりにくい

箱推しをすることで、ガチ恋やリアコになりにくいというメリットもあります。

グループ全体に対する応援に集中するため、一人のメンバーに対する恋愛感情が強くなることが少ないです。

程よい距離感を維持しやすく、健全なファン活動ができます。

推し活が長続きしやすい

箱推しをすることで、推し活が長続きしやすくなります。

なぜなら、グループ全体を応援することで、常に新しい発見や楽しみがあり、飽きることが少ないからです。

これにより、長期間にわたって推し活を楽しめます。

箱推しのデメリット

箱推しには、確かに多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。

箱推しに伴う問題について見ていきましょう。

グッズやイベントの費用がかさむ

箱推しでは、グループ全体を応援するため、関連するグッズやイベントの費用がかさむことがあります。

全メンバーのグッズやチケットを購入する必要があり、これが経済的な負担となってしまいます。

特に、多くのメンバーがいるグループでは、その傾向が強くなるでしょう。

ソロ活動に対する関心が薄くなる

箱推しをしていると、グループ全体の活動に注目しがちで、メンバーのソロ活動に対する関心が薄くなることがあります。

たとえ関心があっても、時間やお金の都合ですべての活動を追いきれない場合もあります。

これにより、メンバー個々の成長や新たな一面を見逃してしまう可能性もあるでしょう。

1人1人の深い知識を得にくい

箱推しをしていると、グループ全体に目を向けるため、1人1人のメンバーに関する深い知識を得にくい場合があります。

特にメンバーの数が多いと、メンバー個々の発言や過去の活動など、細かい情報まで把握するにはかなりの時間が必要になります。

そのため、単推しと比べると、特定のメンバーに対する知識や理解が浅くなりがちです。

これにより、メンバー個々の魅力を十分に感じられないことがあります。

箱推しと他の推し方の違い

箱推し以外にも、様々な応援スタイルがあります。

ここでは、箱推しと他の推し方の違いについて見ていきましょう。

箱推しと単推しの違い

箱推しはグループ全体を応援するのに対し、単推しは特定のメンバー1人を応援するスタイルです。

そのため、単推しのファンはそのメンバーに対して深い知識や愛情を持ちやすく、応援の内容もそのメンバー中心となります。

対照的に、箱推しは全体をバランスよく応援することが主な特徴です。

箱推しとDDの違い

DDは「誰でも大好き」の略です。

箱推しとDDは似ているようで異なる概念です。

箱推しは特定のグループ全体を応援するのに対し、DDは特定のグループに限らず、複数のグループやメンバーを掛け持ちして応援するスタイルとなります。

元々はネガティブな意味で使われるようになった用語ですが、今では開き直って自称する人もいます。

箱推しと全推し・オール担・G担・オルペンの違い

全推し、オール担、G担、オルペンは箱推しの類語で、ほぼ同じ意味を持ちます。

箱推しは特定のグループ全体を応援することを指し、全推しやオール担、G担、オルペンも同様にグループ全体を応援するスタイルです。

オール担やG担は主にジャニーズファンの間で使われる用語です。

Gはグループ、担は担当を略しています。

また、オルペンはK-POPファンの間で使われる用語です。

オルはオール（韓国語には伸ばし棒がない）のことで、ペンはファンのことです。

箱推しはうちわ・ペンライト・グッズどうする？

箱推しの方々は、グループ全体を応援するため、うちわやペンライト、グッズの選び方に悩むことがあります。

まず、うちわに関しては、そのときの気分や同行者に合わせて決めるか、名前を入れずにファンサの内容のみを入れたものを持つと良いでしょう。

ペンライトは、近くに来たメンバーに合わせて色を変えていく人が多いです。

ただし、ペンライトの色をコロコロと変える「コロペン」を嫌う人もいます。

コロペンをしたくない場合は、そのときの気分や同行者に合わせて決めるか、応援の意味を込めて少ない色にするのがおすすめです。

グッズをどうするかは個人の自由ですが、全メンバーのグッズを集めることが一般的です。

各メンバーの個別グッズやグループ全体のグッズをバランスよく取り入れることで、応援のスタイルに合わせた楽しみ方ができます。

ただし、費用がかさむこともあるので、計画的に購入することが大切です。

最推しが複数いるのはおかしい？

最推しが複数いることは、決しておかしなことではありません。

ファンの楽しみ方は人それぞれであり、複数のメンバーに魅力を感じるのは自然なことです。

グループの多様な魅力を楽しめているとも言えるでしょう。

ただし、一部のファンコミュニティでは、「最推し」は一人だけという考え方が根強く残っています。

しかし、結局のところ、自分の気持ちに正直に、無理なく楽しめる推し方を選ぶことが大切です。

他人の目を気にしすぎず、自分なりの応援スタイルを見つけていくことをおすすめします。

箱推しはにわかなの？

箱推しを「にわか」と見なす意見もありますが、これは誤解や偏見に基づくものです。

箱推しは、グループ全体の魅力を理解し、メンバー全員を平等に応援する姿勢を持つファンを指します。

むしろ、箱推しはグループの歴史や各メンバーの特徴、グループ内の関係性などを深く理解している場合が多いです。

全メンバーの情報を把握し、グループ全体の成長を見守る姿勢は、決して「にわか」とは言えません。

一方で、特定のメンバーを推すファンからすると、箱推しの応援が薄く見える場合があります。

これが「にわか」という誤解につながることもあるでしょう。

しかし、ファンの在り方に優劣はありません。

大切なのは、互いの応援スタイルを尊重し合い、グループやメンバーの成功を共に喜び合える関係性を築くことです。

DDはなぜ嫌われる？

DDは、特定のグループやメンバーに対する愛情が薄いと見なされることが多いため、嫌われる場合があります。

複数のグループを掛け持ちで応援する姿勢が、一途なファンにとっては不誠実に感じられてしまうのです。

ただ、推しは恋人ではないので、愛情が薄かろうと掛け持ちしようと個人の自由です。

とはいえ、CDやグッズは買わずにコンサートだけ行くような場合は、いいとこ取りで嫌われやすいでしょう。

箱推しではなく、逆に単推しが嫌いな人もいる

箱推しが嫌われる理由がある一方で、特定のメンバーだけを応援する単推しに対して否定的な意見を持つ人もいます。

ここでは、単推しが嫌われる理由や、メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

単推しが嫌われる理由

単推しが嫌われる理由としては、以下のようなものが挙げられます。

• 他のメンバーへの無関心や批判：単推しのファンの中には、推しメンバー以外に対して無関心だったり、批判的な態度を取ったりする人もいます。これは、グループ全体のファンや他のメンバーのファンにとって不快に感じられることがあります。

• グループ活動への消極的な姿勢：単推しのファンの中には、推しメンバーのソロ活動には熱心だが、グループ活動には消極的な人もいます。これは、グループ全体を応援する箱推しのファンからは、グループの成長や発展を妨げる要因として捉えられることがあります。

• ファン同士の対立：単推しのファン同士で、自分の推しメンバーが一番優れているという主張をし合うことで、ファン同士の対立が生まれることがあります。これは、グループ全体の雰囲気を悪化させる要因となり得ます。

これらの行動は、他のメンバーのファンや、グループ全体のファンから反感を買うことがあります。

単推しのメリット・デメリット

単推しには、箱推しとは異なるメリットとデメリットがあります。

単推しのメリットとしては、特定のメンバーに対する深い理解と愛情を持てることが挙げられます。

推しメンバーの細かな成長や変化を感じ取ることができ、その喜びは大きいでしょう。

また、同じメンバーを推す仲間との絆も強くなりやすいです。

一方で、デメリットとしては、他のメンバーへの関心が薄れてしまう可能性があります。

グループ全体の魅力を見逃してしまったり、グループ活動を楽しめなかったりする恐れもあります。

単推しはしんどい？

単推しは、特定のメンバーに対する深い愛情や理解を持つ一方で、精神的な負担が大きくなる場合があります。

以下に、単推しがしんどくなる理由をいくつか挙げてみましょう。

• 推しメンバーへの過度な期待：単推しのファンは、推しメンバーに対して高い期待を抱きがちです。自分の期待通りの活躍をしてくれないと、大きな落胆や失望を感じる可能性があります。

• 他のメンバーとの比較による焦り：単推しのファンは、推しメンバーと他のメンバーを比較してしまうことがあります。人気や実力の差を感じると、焦りや嫉妬を抱えてしまう可能性があります。

• 推しメンバーの脱退や熱愛によるダメージ：推しが脱退してしまった場合や、熱愛・結婚の報道があった場合、精神的に大きなダメージを受けてしまい、ファン活動の継続が困難になる可能性があります。

これらの理由から、単推しはときに「しんどい」と感じられることがあります。

単推しをする場合は、適度な距離感を保ち、無理のない範囲で推し活を楽しむことが大切です。

箱推しが嫌いなのはなぜ？：まとめ

今回の記事のまとめです。

推し活にはさまざまなスタイルがあり、どれが正しいということはありません。

箱推しや単推し、DDなど、それぞれのスタイルにメリットとデメリットがあります。

自分に合ったスタイルを見つけ、楽しく推し活を続けることが大切です。